どうもアタラシです!
今日は25日
あと1か月間すれば
待ちに待ったクリスマス!
世間もクリスマスムード全開ですね♡
今年は皆さんどんなクリスマスを過ごすことでしょうか。
ここでいつもの僕なら。
クリスマスに見たい映画をご紹介しますー!!
などと
あぁ、いつものやつね。
と
ちょっとひねったクリスマス映画を
出してくると思いますが、、、
今日の僕は違いますよー!!!
今日は、、、、
「本当にあった新のクリスマスのちょっと切ない心温まるストーリー」
をお話ししたいと思います。
話せば長くなるので
長文になりますが、
最後まで飽きずにご観賞下さい。
話は4年前のクリスマス。
当時の僕はまだレッドペッパー勤務
年末というものは美容室も忙しく
クリスマスであろうが
お客様は綺麗になる為に美容室に
足を運んで下さるのです。
そして、その日も仕事が終わって
気づけば11時回ってる
予定のあるスタッフの皆さんは
「おつかれー! 新は今年も予定ないの?笑」
などと
そそくさと帰っていく中
気づけば僕1人。
目まぐるしく忙しい毎日を過ごす中
自分にも余裕がなく
彼女なんて
作ってる暇がない。
俺は忙しいのだ。と
自分に言い聞かせ続けてた毎日。
気づけば僕1人だけ予定がない。。
寒い冬の帰り道
自転車を漕ぎながら
「宅配ピザでも頼もっかなぁー」
って
そんな寂しいことなんて
いくらプライドをへし折っても
出来やしない。
そんなことを考えながら
そうだ!!
「ラーメンを食べに行こう!」
ラーメンだったら
誰にも気を使わず
体も
僕の冷え切った心も
温めてくれるはず!!
そこで、当時行きつけだった
天王寺にあるラーメン屋さんへ
行くことにしました!
「ガラガラガラ」
親父「いらっしゃい!」
扉を開けると
いつものおっちゃんが1人
カウンターへ座る僕
僕「チャーシューメン大盛り!」
親父「あいよ!」
待つこと数分…
親父「へいお待たせ!」
「チャーシューメン大盛りね」
ラーメンをすする僕
おっちゃんが一言
親父「兄ちゃん、クリスマスに1人でラーメンかい?彼女は??」
うるさい。
そんなことわかってる。
じゃなきゃこんなとこクリスマスに
1人で来るわけないだろ。
と内心思いつつ
僕「彼女はいないっすよ!仕事終わるの遅くなっちゃって」
「家でご飯もなんだし、おっちゃんのラーメンが食べくなってね!」
親父「こんな日にまでありがとうな!」
たわいもない会話をしながらラーメンをすする。
僕「そういえばおっちゃんは家族は?クリスマスなのに仕事で大変だね。」
親父「あぁ。家族ね。」
えっ。。
親父「奥さんとは数年前に別れてな。子供も向こうに引き取られて、、、
今は高校生ぐらいかなぁ。」
おっちゃん。。。
僕「あっ、なんか余計なこと聞いちゃってすみません。。」
「思い出させちゃって、嫌な思いさせちゃいましたね…」
親父「いやいや全然! 悪いのはおっちゃんやしな!」
僕 親父「ハハハハハ!」
なんでクリスマスに男子2人で
消沈した話してんだよ。。
なんだよこのクリスマスは。。。
てか、なんで俺1人でラーメン食ってんだよ。
と内心思っていたのですが。
おっちゃんの別れた話を聞いてたら。
なんかどうもこうも立っていられなく
なってきちゃって。
「ガラガラガラ」
親父「いらっしゃい!来ると思ってたよー!」
どうやらおっちゃんの友達が来たらしく
時間も時間だし、明日も仕事だし。
僕「おっちゃん!ご馳走でした!今日のラーメンは何だかしょっぱかったわ!」
親父「そうやな!! 兄ちゃん次クリスマス来る時は彼女連れて来いや!」
僕「おっちゃん!クリスマスに彼女をラーメン屋に連れてったら怒られますよ!」
親父「そうやな!またおいでや!ありがとう!」
とお店を出た僕。
手を振るおっちゃんの目がどこか寂しそうで、、
なんか居ても立ってもいられなくなって
コンビニへ走る僕!
店員「いらっしゃいませ〜」
そんな暇そうな
店員の顔を見ることもなく
一直線で
スイーツコーナーへ!
僕「はぁはぁはぁ。。」
「あった。2個入りイチゴのショートケーキ」
店員「ありがとうございました〜」
そんな暇そうな店員を見ることもなく!
一目散でラーメン屋へ戻る僕!
「ガラガラガラ」
親父「いらっしゃ。。あれ!兄ちゃん?どうしたん?忘れ物かい!?」
僕「おっちゃん!!!」
「メリークリスマス♡」
「2個入りなんで、、2人で食べて下さい」
と何故か照れる僕。
親父「兄ちゃん!優しいな!ありがとうな!!」
僕「また来るね!」
と。
まぁたまにはこんなクリスマスもいいよね。
明日も仕事頑張ろ♡
心が温まりいい気分で帰宅することができました。
数日後、、、
僕「おはようございます!」
先輩「新、そういえばクリスマスどうしたん?」
と笑いながら話しかけてくる先輩。
僕「えっ、いや、、特になんも無かったすよ」
先輩「うそつけー!ラーメン屋行ったろ?」
僕「なんで知ってるんですか?!」
もしやおっちゃん!!
先輩「この前行ったら、おっちゃんめっちゃ嬉しそうにお前の話をしてたで!」
おっちゃん言うなよ。
クリスマスにラーメン屋のおっちゃんに、ケーキ渡しに行ったとか恥ずかしいだろ。
僕「あれは、、なんかラーメン食べたくなって、おっちゃんと話してたら盛り上がっちゃって。」
「なんか寂しそうやったんでケーキあげました。笑」
先輩「新って本当いいやつよな!」
先輩 僕 「ハハハハハ!!」
、、、、、。
そこからNicole.に移動になり
中々そのラーメン屋さんに行くことがなくなりました。
月日は流れ
2年後の冬。。
そういえばあそこのラーメン屋行ってないな。
彼女はいないけど、久しぶりにおっちゃんのラーメンでも食べに行こかな!
自転車を飛ばしラーメン屋さんへ。
「ガラガラガラ」
店員「いらっしゃい!」
えっ??
おっちゃんじゃない。。。
とりあえず、チャーシューメン大盛りを頼む
僕「そういえば、前にいたおっちゃんは今日は休みですか?」
店員「あぁ、あの人急に飛んじゃってさ。」
えっ!!!!?
店員「まぁ、理由はわかんないけどね。」
おっちゃん…
その瞬間に走馬灯のようにあの日の出来事が頭を駆け巡りました。
おっちゃんはもういない。
あのおっちゃんのラーメンはもう2度と食べれないんだ。
その日のラーメンは
いつもよりこころなしか味も薄かったような気がしました。
ここで話は終わりですが
出会いもあれば、突然の別れもある。
出会いの数だけ別れもある。
いつどこで、突然の別れが来るかわからない
家族、恋人、友達、仲間
どれもかけがえのない大切なものです
「一期一会」
僕が好きな四字熟語の1つですが
「今日出会った人には二度と会うことが無いかもしれないのでその出会いを大切にし、誠心誠意尽くすこと。」
こういう意味で捉えてる方も多いと思います。
もちろん、仕事や、色々な場で出会う
人との出会いを一つ一つ大切にする。
これも間違いないと思いのですが
本当の一期一会はこれだけの意味ではないそうです。
本当の一期一会とは
「初めて会う人だけでなく、毎日会う人や度々会う人にも、今日が最期と思い、その瞬間瞬間を大切にすること。」
だそうです。
すなわち、毎日会う家族や、友人、職場の人達、そして初めて会う人たち
そのすべての人たちに今日が最期という気持ちで
誠心誠意接することが、本当の一期一会なのです。
先日あったフランスでのテロ事件
とても悲しい事件でした。
目の前で家族や、最愛の人を失った人達もたくさんいたと思います。
悔やんでも悔やみきれません。
自分もいつどこで事件に巻き込まれてしまうかもわかりません。
大切な人を急に失ってしまうことだってあるかもしれません。
だから、、
1日1日を大切に
今できることを一所懸命頑張って
支えてくれる周りの人達に感謝をし
毎日をHAPPYに過ごすことが大切なことなんです♡
おっちゃん。。
今年のクリスマスは
彼女を連れてラーメン屋さんに行くよ。
おわり。